*ブルトン*	©円谷プロ
	その１

初代ウルトラマンの怪獣の中でもそのデザインの秀逸さは群を抜いている。
余りの取りとめの無いのその形に、『怪獣』としては全く私の心に残らなかった・・・

まるで三陸名産『ほや』にフジツボがくっ付いたような・・・
子供の頃、魚屋で「あのパイナップルみたいなの買って！」と母にねだったのを覚えている。
当然パイナップルの味はせず私の中では封印した味だった。
大人になった私には味が想像できる。　潮の香りの匂う・・・　　う、旨そう！

きっと皆さんに『旨そう』と言ってもらえるモノに仕上げられればと思う。

三陸名産を皆で食しましょう！

今回は芯に発泡ウレタンを使用しました。
３０mm厚のものを４枚重ねたので、この時点で高さが１２０mm以上です。
ウレタンに麻糸を巻き、クレイモデル用粘土を盛り、ファンドで包みます。
まるで馬鹿でかい饅頭のようです。

取り止めが無いと書きましたが、正しく制作にかかるまでその全容を理解していませんでした。
「こんな感じか？」と突起を付けていきました。
取り合えず第一版。
この後何度と無くノコで切っては位置を変えたり、長さを調整したり・・・

大まかな削りはこんな道具。
ＧＫの原型制作とは思えない光景が永遠と続く・・・　　気がする。

当然、無垢の製品は考えておらず、中空キットとなります。
分割を考えての原型制作は、今回は特に悩みました。
収まりがいいところで一度分割し、芯を取り出しておきます。
茶色のものが粘土。　

粘土を剥がした状態です。
左が下、右が上の部分。
現物はまるでしゃれこうべ・・・

組んでみました。
ここからが大変・・・

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